玄関の鍵折れでドアスコープ開錠後に鍵穴を分解洗浄しました

2021/10/29

• 修理箇所

  玄関の鍵

• 修理内容

  玄関の鍵折れ、開錠

• 場所

  富士見市東みずほ台

• メーカー

  MIWA

アパートの玄関の鍵を閉めて仕事に出かけようとした再際に、鍵が折れてしまったとお客様から連絡がありました。折れた鍵が鍵穴に残っているものの、鍵は閉まったのでとりあえず仕事に行かなきゃと今は仕事場にいるとのこと。帰宅時間に合わせて家に来てもらい、玄関の鍵穴から鍵を取り除いて鍵を開けてほしいとのことで、富士見市東みずほ台に鍵開けと鍵修理の予約作業を受け付けました。お客様が確実に帰宅される16時半～17時での予約となりました。

アパートは新築で、玄関の鍵はMIWAのURシリンダーがついていました。最近開け閉めがしにくかったり、何回か回さないと鍵が開かなかったりと鍵の調子が悪かったそうです。「家に入れないとペットに餌をあげられない」と心配されていましたが、まずは玄関のドアを開ける必要があります。折れた鍵は鍵穴内部にしっかり残っていたため、覗き穴から特殊工具を入れて内側のサムターンを回して玄関を開錠。その後で鍵穴をドアから取り外して分解し、折れた鍵を取り出すとともに内部を洗浄しました。

鍵穴に固まった油があったのでお客様に聞くと「鍵の滑りが悪かったので数週間前にクレ556をかけた」とのこと。鍵には鍵専用の潤滑剤を使用した方がいいんです。工業用の潤滑剤などは、最初だけ一瞬スムーズに動きますが、小さなゴミや汚れを内部に取り込んで付着させてしまう危険性があるのでNGです。特に鍵穴の内部は精密にできているので、そういったことで鍵に不具合が起こることも珍しくありません。お客様に丁寧に説明すると、初めて聞いたようで驚いていました。さらに、折れた鍵もお客様が駅前の合鍵ショップで作成した合鍵でした。合鍵はその場で安くできますが、メーカーの純正品ではないので精度が落ちていたり、鍵の材質も違います。そんなに古くない鍵で鍵が折れる場合は、ほとんどが合鍵です。お客様には、今後合鍵はなるべく使わない方がいいですよとアドバイスもしました。予備の鍵を作るなら、MIWAの刻印が入った純正の鍵を作るようにしたほうがいいですよ、と説明しました。

合鍵を安く作れても、結局当社のような鍵屋を呼ぶと高くついてしまいます。お客様は「予定外の出費でしたが、いい勉強になりました」と笑っていました。これからペットのわんちゃんを連れて大原公園に散歩に行くそうです。