金庫のダイヤル番号がわからなくなって鍵屋に鍵開けを依頼するお客さんは多いですが、稀に「番号はわかってるんですけど、開け方がわからないんですけど…」という問合せの電話もあります。

金庫のダイヤルの合わせ方はそんなに難しくないので、自分で開けられるようにしましょう。

ダイヤル式金庫の番号の合わせ方は2パターン

ダイヤル式金庫のダイヤル番号の合わせ方は2パターンあります。

それぞれ順を追って説明していきます。

一般的なダイヤル番号の合わせ方

もっとも多いダイヤル式番号の合わせ方は、最初難しく感じるかも知れませんが慣れると簡単です。

まずはダイヤルを合わせる前に、鍵と併用タイプのものは鍵を鍵穴に差してください。

その後で順番にダイヤルを合わせていきます。

ダイヤル式金庫の番号は4つのものが多いので、今回はダイヤル番号「53-08-47-16」として合わせていきます。

ダイヤルは最初に右回りから始めて、次に左回り、右回り…と交互に回していきます。

ダイヤルは、ダイヤル上部にある目盛りに合わせます。

この目盛りはほぼすべての金庫が12時の位置にあり、メーカーごとに表示は変わりますが、赤い目印が付いているなど一目でわかるようになっています。

 

 

まず最初にダイヤルを右に回して、「53」を3回通過させて4回目の「53」で止めます。

ちなみに後でも説明しますが、最初のダイヤルを合わせるときだけはダイヤルをリセットしてから始めるようにすると良いでしょう。

そのリセット方法とは「ダイヤルを4回以上回す」というものです。

なので、最初の番号は3回通過させたあとの4回目で止めなくてもそれ以上ならOKです。

4回通過させた後の5回目や5回通過させた後の6回目で止める、でも問題ありません。

次に2つめの番号「08」を合わせます。

今度はダイヤルを左に回して「08」を2回通過させた後の3回目の「08」でダイヤルを止めます。

2つめ以降の番号を合わせる時は、回す回数が正しくなければいけません。

3つめの「47」を合わせます。

ダイヤルを右に回して「47」を1回だけ通過させて、2回目の「47」で止めます。

そして最後の4つめ「16」を合わせます。

ダイヤルを左に回して最初の「16」でダイヤルを止めればダイヤル合わせ完了です。

鍵穴に入れていた鍵を回すと金庫が開くはずです。

鍵穴がなく、レバー(ハンドル)が付いた金庫の場合は、4つめのダイヤルを合わせた後に、レバーを下にガチャンと動かせば、金庫が開きます。

もしも上記手順で開かなければ、合わせ方を間違えた可能性が高いので、1つめの番号から合わせ直してみてください。

その際は4回以上回してリセットしてからおこなうと良いでしょう。

 

キングスーパーダイヤル錠の合わせ方

金庫のダイヤルの合わせ方はもう一つあります。

「キングスーパーダイヤル錠」と呼ばれるダイヤルで、通常のダイヤルよりも簡単に合わせられることで人気も高めです。

日本アイ・エス・ケイ(旧:キング工業)の金庫に採用されているほか、ITOKIやuchida、KOKUYOなどの金庫の一部にも使われています。

ダイヤルを合わせる前に、前述した一般的なダイヤル錠の鍵開け方法と同じく「鍵を鍵穴に差しておく」ようにしてください。

今回はダイヤル番号「45-28-07-32」として合わせていきます。

 

図を見てわかるように、右から回すのは同じですがすべて「1回目」で止めるのが特徴です。

右に回して1回目の「45」で止めた後、2つめは左に回して1回目の「28」で止めます。

3つめも右に回して1回目の「07」で止め、最後の番号も左に回して最初の「32」で止めて終了です。

あとは鍵穴に差してある鍵を回せば金庫が開きます。

通常のダイヤルと違ってキングスーパーダイヤル錠は、ダイヤルを回す回数が少なく済むので、開けやすいと言われています。

このキングスーパーダイヤル錠をリセットする方法は、ダイヤルを右に回して1周以上させればOKです。

 

番号を間違えたり開かない場合はリセットして再トライ!

一般的なダイヤル錠もキングスーパーダイヤル錠も、ダイヤル番号が正しければ、上記の手順通りにダイヤルを回していけば金庫は開くはずです。

もし開かなければ、ダイヤル番号を再確認したり、ダイヤルをもう一度合わせてみてください。

その際は、ダイヤル番号を途中で間違えた場合と同様リセットしてから最初から合わせるようにしましょう。

リセット方法は、通常のダイヤル錠は「4周以上回す」、キングスーパーダイヤル錠は「1周以上回す」です。

どの番号を基準に4周以上なのかわかりづらい、という事も聞きます。

4周以上なのでダイヤルをグルグル回して5周でも6周でも良いのですが、最初に合わせる番号を4回通過させたら次で止める、という感じで覚えれば良いと思います。

キングスーパーダイヤル錠も最初に合わせる番号を1回通過させたら、次で合わせる、という感じです。

番号が合っていて、ダイヤルの合わせ方も正しいのに開かない、となればそれ以外の理由が考えられます。

 

金庫が開かないその他の理由とは?

ダイヤルが正しくても開かないことはあります。

その理由はどういうものでしょうか?

金庫の中に詰め込みすぎで鍵が回らない

ダイヤルの不具合ではなく「鍵が回らない」ことで開かない理由の1つがこれです。

金庫の中にパンパンになるまで荷物を詰めた場合、荷物が金庫の扉を押すような形になって鍵が回らないことがあります。

この場合は、扉を下から少し持ち上げるように強めに押しながら鍵を回してみてください。

 

ダイヤル内側の座がズレていることも!?

ダイヤルを正しく合わせても開かない理由に、内側の座(円盤のようなもの)がズレていることもあります。

金庫のダイヤルの内側にある座には切り欠きがあり、ダイヤル番号を正しく合わせていくと、その切り欠きがすべて揃い、そこにカンヌキ(金庫を開かないようにしているもの。デッドボルトと呼ぶことも)が落ち込むことで、金庫が開く仕組みとなっています。

その座がズレてしまっていると、いくら正しい番号で正しくダイヤルを合わせていっても切り欠き部分が揃わないため金庫は開きません。

この座がズレる原因でもっとも多いのは、外側のダイヤル部分をテープ等で固定した状態での衝撃です。

例えば引っ越しなどで金庫を動かした時に、落下させたりしたらズレる可能性があります。

外側のダイヤルは固定されているから、一見すると「ズレなくて良かった」となりますが、内側の座が動いてズレた可能性があるのです。

 

ダイヤルのテープ固定はやめましょう!

金庫のダイヤルをテープで固定したままにして、開け閉めを鍵だけでしている人は本当に多いです。

絶対にやめるようにしましょう。

ダイヤルを固定したままだと、前述したように内側の座がズレてしまって開かなくなることがあります。

開け閉めをしなくなるので、開け方もわからなくなるでしょう。

ダイヤル部分のグリスが固まってしまったり、全然動かさないので湿気で錆びてしまう事もあります。

そもそも、他の人に開けられないためにあるダイヤルです。そのダイヤルを毎回合わせるのが面倒であるなら、鍵だけで開け閉めできるシリンダー式の金庫にしましょう。もしくはテンキー式や指紋認証式など、ダイヤル式ではない金庫にすべきです。

 

鍵屋に金庫の鍵開けを頼んだらいくら?

自分ではどうしても開けられず、どこに頼めばいいかわからない、という方は鍵屋に電話してみてください。

鍵屋なら、どんな状態の金庫でも開けることができます。

鍵屋に頼むといったいいくらかかるでしょう?

最低8000円(税込み8800円)からです。最低というのは、金庫の状態や開け方で変わってくるからです。

実際の作業結果を見ると家庭用は1~3万くらいが多く、業務用なら3~10万くらいとかなり幅があります。

金庫の鍵開けの場合、無料見積りで対応できますが、まずは電話で時間や概算費用を問合せてみるのが良いでしょう。